【水戸市からご来店】ポルシェ ボクスターのFRP製エアロパーツ修理事例

こんにちは、ガレージ・サクライです。今回は、水戸市よりお越しのお客様のポルシェ ボクスターを修理させていただきました。修理箇所は左サイドステップと左リヤフェンダー。どちらも社外品で、素材はFRP製です。オーナー様は普段からDIYでメンテナンスをされる方ですが、外装の補修は当店笠間市の「ガレージ・サクライ」にお任せいただきました。


目次

損傷の状態

  • 左サイドステップ
    応急処置として貼られていたテープを剥がすと、前方から後方にかけて大きな亀裂が複数走り、擦り傷も確認できました。
  • 左リヤフェンダー
    複数箇所の端部に亀裂が走っている状態でした。

修理工程の流れ

1. パーツの取り外し

まず、サイドステップ左リヤフェンダーを取り外します。サイドステップはビス止めネジを外すだけでしたが、左リヤフェンダーには全周にわたってガラス用接着剤が塗布されており、取り外しに手間がかかりました。リヤフェンダーを外すため、リヤバンパーも一度取り外しが必要となりました。

2. 接着剤の除去

車体側およびリヤフェンダー側それぞれに付着していた接着剤を丁寧に剥がしていきます。

3. FRP補修作業

サイドステップには一部欠損が見られたため、裏側からFRPを積層して強度を高めます。亀裂部分は表側にもFRPを貼り込み、亀裂や欠損をしっかり塞ぎます。

  1. ベルトサンダーでFRPの密着を良くするための下地処理(足付け)
  2. FRP樹脂と硬化剤を混ぜ、損傷箇所に塗り込む
  3. ガラスマットを敷き、その上からさらにFRP樹脂を塗り込む
  4. 2~3の工程を複数回繰り返し、強度を確保

リヤフェンダーも同様に、裏側・表側それぞれにFRPを積層し、亀裂を塞ぎながら形状を整えていきます。

4. パテ処理~研磨

FRPが硬化したら、パテを使って表面を平滑に仕上げていきます。パテは「厚付け→中間→ポリパテ」と種類を変えながら、塗布、硬化、研磨を繰り返し、違和感のない綺麗な形状を目指します。

5. プラサフ塗装

パテでの整形作業が完了したら、下色+プライマーを兼ねたプラサフを塗装。ここで歪みスアナ(気泡)、微細なクラックなどがないかを厳しくチェックします。不具合があれば、再度研磨・パテ付けを行い、改めてプラサフを塗装。納得がいくまで繰り返します。

特にFRPはスアナがたくさんできますので最低2回はプラサフを吹きます。

6. 本塗装(ベースカラー+クリア)

下処理が完了したら、専用塗装ブースにて本塗装を行います。今回のカラーは。埃などが付着すると目立ちやすい色のため、ブースをしっかり洗浄し、慎重に作業します。

  1. 事前に調色しておいたベースカラー(ブラック)をスプレーガンで塗装
  2. ベースカラーの乾燥後、トップコートクリアを塗装

仕上がりを確認しながら進めていましたが、塗装後にサイドステップ端部のクラックを見逃していたことが判明。すぐに補修して再度塗装を行いました。

クラックを見逃していました・・・

ガッカリですが再補修します。

一度目より良く塗れたのでよしとしましょう

7. フェンダーの取り付け方法を変更

リヤフェンダーは以前ガラス用接着剤で固定してありましたが、今回はエアロパーツ用の両面テープを使って取り付けることに。万が一補修が必要になった際も、取り外しがしやすいように配慮しました。

しかし、両面テープ圧着時に別の箇所へクラックが入ってしまうトラブルが発生。今回は取り付けた状態で追加補修を行い、再度塗装を実施しました。

圧着した拍子にクラックが・・・
気を取り直して再補修です。

8. ポリッシング~最終チェック

塗装乾燥後は、わずかなゴミやホコリを除去し、より深いツヤを出すためポリッシングを行います。その後、オーバーフェンダーとの境目にシーリングを施し、サイドステップや外していたリヤバンパーなどを取り付けて完成です。

最終チェックで問題がないことを確認し、お客様へ納車。綺麗になった状態を見て、大変喜んでいただきました。今後、他に気になる箇所があれば改めてご相談いただく予定です。


まとめ

FRP製エアロパーツの修理は、一般的なボディパネルの修理よりも経験やノウハウが必要です。当店では、入念な下地処理からFRP積層・塗装まで一貫して対応し、お客様の大切なお車を美しく蘇らせます。もし「外装の傷や亀裂をしっかり直したい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。ご要望や予算などを具体的にお聞かせいただければ、よりスムーズに作業内容を共有し、丁寧に進めてまいります。

余談ですが、ポルシェ ボクスターの車名は、水平対向エンジン(ボクサーエンジン)とロードスターを掛け合わせた造語が由来と言われています。1996年の登場以来、軽快なハンドリングとオープンエアの爽快感が多くのファンを魅了してきました。ボクスターは、ポルシェのエントリーモデルとしてスポーツカーの楽しさをより身近にしてくれた存在でもあります。

ガレージ・サクライでは、今回のようなポルシェ ボクスターはもちろん、国産車からその他の輸入車まで、幅広い修理を承っております。大切なお車のボディトラブルは、ぜひ当店にお任せください。実績と経験を活かし、確かなクオリティでお応えいたします。

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